2024-03-20

風邪

 解熱剤によって、取り敢えず熱はすぐに下がり、翌朝にはだいぶ熱は下がった。汗びっしょりだったけど。

 解熱鎮痛薬だったので、背中の張りもだいぶ楽にはなったものの、それでもまだ2割くらいは残ってる感じだった。でも、夕方にはそれもなくなった。

 夕方は、まだぼーっとするところもあったけれども、夜になってほとんど復調した。

 結局ほぼ2日間ずっと寝ていたことになる。

 

 ところで、風邪には治療薬がない。細菌による病気(結核など)の場合は、抗生物質で治すことができる。

 けれども、ウィルスは細菌とは仕組みもサイズも違うので、抗生物質は効かない。コロナやインフルエンザなどの、特定のものに対してのみ、抗生物質が開発されているのが実情だ。風邪ウィルスは種類が膨大過ぎるから、開発のしようがないのだろう。

 ということで、風邪に関しては、自然治癒するしかないことになる。人間の発熱というのは、高熱になることによってウィルスの活動を抑制するための免疫作用だ。でも、そうだとしたら、解熱剤というのは自然治癒に逆行するものではないのか?

 と思って調べたら、確かにそれはそうだけど、高熱によって体力が奪われたら自然治癒も何もなくなるので、高熱で苦しむくらいだったら解熱剤で症状を緩和して、自然治癒力に期待する方が良いということのようだ。

 なので、苦にならない微熱だったら解熱剤を服用する必要はないだろうが、高熱で苦しむようだったら、それだけで体力を奪われるので、解熱剤を服用する方が良いということになりそう。私の場合、風邪をひくとなぜか毎回38度以上になるので、解熱剤必須ということになりそうだ。

 

 なので、風邪をひいたら自然治癒力を高めるべく、睡眠と栄養が一番ということになる。高熱だと食欲もなくなって、栄養の摂取もままならないので、なおのこと解熱した方が良さそうだ。

 現に、私も最初は全然食欲が沸かず、お昼はウィダーinゼリー、夜はトマトスープとおかゆだった。

 

 

サングラス

 Oakleyのサングラスを買った。公式サイトだと3.5万円するが、Amazonだと1.8万円だった。いや安すぎだろ。47%OFFだぞ。2.4万円くらいだったんだけど、価格履歴を見たら2万円くらいだったときもあったので、2万円でアラート設定してたら、速攻で1.8万円まで値下がりしてた。

 最初はOakleyのカスタマイズで作ろうと思ったのだが、アイコン(こめかみのところのマーク)がどうしても気に食わず、結局既製品にした。既製品にして、イヤーソックがダサいからそれだけ変えればいいや、と。ただ、実際に着けてみて思ったけど、イヤーソックって髪の毛で隠れるから、正直割とどうでもいい部位だったかもしれない。

 旅行行く前にこの値段になってたら間に合ったんだけどな。そこは残念。

 スポーツ系のサングラスは取り敢えず入手できたから、日常使いできるサングラスも欲しいな。whiskerとか良さそう。とかいってると、またお金が吹っ飛んでいく。

 

 

引き際

 晩年のアスリートに対して、毎度のように「引き際が肝心」とか「見苦しい」みたいなコメントが出てくる。正直いって、理解できない。

 なぜ引き際が肝心なのか。なぜ見苦しいのか。自分の限界まで死力を尽くして戦うことがなぜ見苦しいのか、まったく理解できない。

 井村雅代は、「一生に一度のものの終わり方というのは、すごく大切です。花のままで散らんでもよろし。自分が選手として納得するまでやりなさい。花で散って喜ぶのは、その瞬間のマスコミだけやって。」と書いた(『あなたが変わるまであきらめない」65頁)。まったくそのとおりだと思う。「花で散る」なんていうのは、そいつの勝手な価値観にすぎない。「強いままの◯◯であってほしい」とかいう、独りよがりで身勝手な願望だ。

2024-03-19

スマホ

 Galaxy S24が発売されるらしい。

 私は、Galaxy Sの初代から使い始めて、3→7→21 Ultraと使ってきた。こう書くと、Galaxy大好き人間のようにもみえるけど、別にそういうわけでもない。最初はそもそもスマホの種類が少なく、選択肢は余りなかった。

 その後も、スペック的にも優秀だし、データ移行も楽だし…ということで、選び続けてきたかたちだ。

 

 Galaxy S24が出るらしいので、スペックを少し見てみる。

OS:One UI 6.0→6.1(S21が先日アプデしたのでここはほぼ変わらず)

CPU:Snapdragon888→Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy(ベンチマークスコア3,250→7,104)

メモリ:8GB→12GB

ディスプレイ:6.2inch(2,400*1,080)→6.8inch(3,120*1,440)

サイズ:152*71*9mm→162.3×79×8.6mm

質量:171g→233g

 

 ということで、CPUのベンチマークスコアは約2倍になってるけど、まあ別に現時点でCPU性能が低くて困ってるってこともないしな。。

 たぶんS24の売りは、Galaxy AIを搭載したことなんだろうけど、こればっかりは使ってみないとなんともいえない。まあ買い替えるほどでもないか…というのが正直な印象。

 

 むしろずっと前から気になっていたのは、Galaxy Fold.

 以前のモデルは、Felica未対応だったりしてちょっと使いづらそうだなーと思ってたけど、今はもう対応しているし、さほど問題も少なそう。値段は高いけどね。あとは重いらしい。

 Fold 6あたりが出たら考えてみよう。

 

 ただ、むしろ最近はカメラに特化したスマホも発売されているらしいので、そっちを考えてもいいかもしれない。

 Xiaomi 13T Proとか良さそうなんだよなー。1型のセンサーサイズだし。日本もこういうスマホを作ればよかったのに、なんでGalaxyの劣化コピーみたいなスマホばっか作ったんだろうね。

 

他人に迷惑をかけてはいけない

 最近、すぐ「他人に迷惑をかけてはいけない」といって、人の行動を批判する風潮が強い。個人的には嫌いだ。

 そもそも、そう言う人はどれだけ聖人君子で真面目な人生を歩んできたんだろう。端的にいって、すごくつまらない人間なんだろうなって思う。

 人が生きていれば、どうやったって人に迷惑をかける。満員電車に自分1人が追加で乗るのも迷惑だろう。商品の最後の1個を自分が買うのも、「他の人が買う機会を奪う」という意味では迷惑だろう。

 こう書くと、「いや、それとこれは違う」と返ってきそうだ。そう、違う。

 重要なのは、迷惑をかけるか否かではない。その迷惑が「不当」かどうかだ。正当な迷惑だったらかけても構わない。だって正当なんだから。

 これに対し、不当に迷惑をかけることは許されない。

 「迷惑をかけてはいけない」が独り歩きして、正当な行為であろうとも批判する口実に使われている気がする。

 「迷惑かどうか」よりも、「正当かどうか」の方が上位に来る概念だ。その辺のポイントがズレてるんじゃないかと思う。

 

 それと同時に、仮に不当な迷惑であったとしても、もう少し寛容であっても良い気がする。なにか間違いをした瞬間にフルボッコにする風潮は、ここ10年ほど続いている気がする。「出る杭は打たれる」といってもいい。

 その結果として、すごく窮屈で息苦しい社会になっている気がする。これまでの成功体験をただ塗り直すことのみが許され、少しでも違ったことをしたら叩かれる。失敗したら、鬼の首を取ったようにフルボッコにする。そんな社会のどこがいいのか、僕には分からないけど、そういうのを好む老害も多いようだ。

 過去の成功体験に固執している間に、どんどん取り残されていく。「日本には日本の良さがある」とか伝統がどうとか言って。

 若い人は、老害の批判に屈せず、新しいことに挑戦してほしいとつくづく思う。

2024-03-18

 風邪をひいたようだ。

 寝ていたら寒気がして目覚めた。背中も張る。

 てっきり気温が低いせいかと思ったけど、普通に風邪をひいたようだった。コロナやインフルではなかった模様。

 単純に抵抗力が落ちているのだろう。さすがに動きすぎて疲れ果てていたのかもしれない。

2024-03-16

鰻の刺身

 少し東海地方に旅に行こうと思い、あれこれ考えた結果、浜松にした。最初は金谷のSLに乗ろうかなと思ったけど、SLに乗って帰ってくるだけっていうのもなー。と思って。

 色々調べてたら、浜松に秋葉神社というのがあって、鳥居が金ピカらしい。フォトジェニックでいいなと思って、浜松に行くことにした。

 浜松といえば、鰻。なので、鰻を食べようと思ったのだけど、どうせなら鰻の刺身を食べようと。なかなか食べる機会もないしね。

 鰻の血には毒があるので、刺身で食べるには血抜きしたり色々大変らしく、食べられる店は少ない。

 

 まずは浜松にひかりで赴く。

浜松駅構内の楽器

 浜松駅構内には、なんか楽器に触れるスペースがあった。

 そして、東海道線舞阪駅に。18きっぷのシーズンだからか、かなり混んでいた。

舞阪駅

 舞阪駅は駅舎が新しいのかな。だいぶ綺麗だった。

うな慎

 5分ほど歩いてうな慎に着く。

鰻の刺身

鰻の白焼

 鰻の刺身と白焼を注文。刺身は、ふぐみたいな感じでしたね。

 鰻は、うな重にするか白焼にするか迷ったけど、良い鰻を使ってるだろうからと思い、白焼に。美味でした。わさびが好きなので最初はわさびで食べてたけど、わさびが味を吹き飛ばしてしまうので、生姜に変えた。この鰻は生姜のが合う。

 

秋葉山本宮秋葉神社に行く

 鰻を食べたら浜松駅に戻る。レンタカーを予約してたけど、予約の時間まで20分ほどあったので、スタバでコーヒーを飲む。すごい行列だと思ったけど、ほとんどの人がto goだったので、店内の座席は結構空いていた。

 時間になったのでレンタカーを借りに行く。

 市街地を運転するのは久々なので、左折専用レーンに入り込んだりして微妙にロスしたけど、途中からはなんとか慣れてスムーズに。ただ、どうしても市街地は信号で引っ掛かるので、タイムロスしやすいですよね。渋滞こそなかったけど。

 直射日光もあって暑かったので最初はクーラーをつけてたんだけど、「いや外気温はそこまで高くないし、空気も良いだろうから窓開ければ良くね?」ってなって、窓を開けた。いい風が入ってきました。

 市街地を抜けて、天竜川沿いを走ったとき、すごく景色が良かった。時間があれば、車を停めて景色を眺めてみたかったな。

 山道に入るとき、「この道で合ってるんか?」と少し不安になったけど、「上社まであと5km」みたいな案内板みたいなのがあったので安心。

 余り時間的余裕もなかったので、見通しの良いところは飛ばして、見通しが悪いところは徐行して運転した。上りは10台くらいとすれ違ったかな。

 なんとか無事に駐車場に到着。

正一位秋葉神社

 道中にあったやつ。秋葉神社正一位なのね。火の神を祀ってるらしい。

 

金色の神社

 そして石段を登って辿り着いたのが、お目当ての神社。本当に金ピカだった。景色もよい。

 ついでに御朱印帳も貰う。御朱印とかもともと興味ない人間だったけど、せっかくだから貰ってくか、ということで貰ってきた。

 全然興味なかったので本当に知らなかったんだけど、御朱印ってスタンプだとずっと思ってた。スタンプを押すところもあるけど、あれちゃんと1枚1枚書いてるのね。大変だなあ、と思って見てた。

 

 上社と下社は御朱印が違うらしいので、せっかくだから下社も行くか。と思って、下社に向かうことに。登ってきた山道を降りる上に、山沿いの道を走行。距離にして20kmくらいあったかな。

 山道では10台くらいとすれ違い、山沿いの道も10台くらいとすれ違ったかな。山道では、後ろからバイクに抜かれた。結構スピード出して走ってたはずなんだけどな。でも、カーブとかではかなり減速したから、やっぱそこでスピードを落とさずに走れずバイクは早いのかもしれない。バイクに抜いて貰おうと思い、ハザードをつけて、寄せて停車したら、手を挙げてくれた。こういうのいいね。

 山道はずっとローで降り、降りきったらドライブに切り替え。結構飛ばしつつ、なんとか40分くらいかけて下社に着く。

 時間がないので、急いで記帳だけして貰って再出発。

 途中のガソリンスタンドで微妙に手間取りつつ、レンタカーを返す。

 

 今回はコンパクトカーをレンタルしましたが、まあ正解だったかなと。軽自動車でも問題はないと思うけど、やっぱり登り坂とかだとエンジン音がうるさいからね。

 

名古屋

 その後は、知人と飲むために名古屋に。

 新幹線の終電まで飲んで、新幹線に乗って帰った。

 

 

御朱印

 秋葉神社御朱印帳は金色なんだけど、他にもお洒落な御朱印帳があるみたい。

 千葉の香取神社のすいかの御朱印帳とか、北野天満宮御朱印帳、甲賀流忍者朱印帳あたりはいいね。

 京都は行く機会もあると思うけど、千葉や甲賀は行こうとしないと行く機会もないな。香取神社は、佐原駅からタクシーで10分くらいらしいから、何かの折に行けるかも。ただ、それだけのために行くのもなんだから、もう1つくらい別の用事も作って行きたいかな。甲賀市も滋賀の南の方だけど、あんまり行く機会ないしなあ。通り過ぎちゃうから。三重なり滋賀なりと抱き合わせで行きたいな。

2024-03-15

オーディオ

自宅

 自宅のオーディオは、X-NFR7FXを使っている。たぶん既に生産終了品かな。色々調べて、ミニコンポが良いと知り、さらにあれこれ調べてこれにたどり着いた。

 自分の家のサイズ的に、これがちょうどいいというか限界。確かに評判どおり、音が良い。良い買い物だった。

 

ポータブル

 実は最近、ポータブルオーディオを全然使わなくなった。引っ越して通勤時間が短くなったためだろう。通勤に1時間とかかかると、どうしても暇なのでポータブルオーディオを使うようになる。けれども、通勤時間が短ければ、わざわざポータブルオーディオを起動したりするのも面倒なので、結局使わなくなる。

 10年ほど前、僕は「スマホのCPUスペックは十分になってきたから、これからは付加機能だ。無接点充電(Qi)、カメラ、オーディオで勝負する時代だろう。」と予測していた。結果的にみれば、2つは当たったけど、1つは外れた。無接点充電は、今はもはや標準搭載になっている。「いちいちケーブル着け外しするのもめんどいし、無接点充電できればスタンドに置けばいいから楽なのにな」と思ってたら、無接点充電の時代になってきた。

 カメラについては、「スマホカメラは画素数でなんか競ってるけど、重要なのそこじゃないよね。センサーサイズが小さければ、画素数が多くても暗くなってしまうから、センサーサイズが大事」と思ってて、この辺が一眼との差かなと思ってた。スマホカメラは、恐らく1/2.3型が多い気がするけど、マイクロフォーサーズとか出てくれればいいのにな、と思っていた。Xiaomi13は1型のセンサーを搭載しているので、今後はマイクロフォーサーズを搭載するモデルなども出てくるかもしれない。

 オーディオについては、ポータブルオーディオプレイヤーに搭載しているようなアンプ(S-Master HXなど)を搭載するモデルがそのうち出てくるかなと思っていた。搭載すれば、Walkmanなどのポータブルオーディオプレイヤーを持ち運ぶ手間が省けるし。でも、結果的にこれは10年経っても実現されなかったし、たぶん今後も実現されないだろうと思う。恐らく、バッテリーがもたないのだろうと思う。アンプにバッテリーが持ってかれれば、当然スマホの電池の持ちは悪くなる。相性がすごく悪いのだ。

 なので、スマホとは別にポータブルオーディオプレイヤーを持つ必要がある。スマホに外部のポータブルアンプを接続するというやり方はあるし、昔はそれをやってたけど、結構面倒臭いんだよね。毎回毎回それつなぐの。なので、それだったらポータブルオーディオプレイヤーを別に持つ方がいいやってなった。

ポータブルオーディオプレイヤー

 オーディオプレイヤーとしては、Astell & KernのSR15を使ってる。昔からAK100IIを使っていて、SR15へと買い替えた。後継モデルのSR25やSR35も出てるけど、買い替えるほどでもないかなーっていう感じ。試聴してみたけど、そこまで差がある?と。

 というか、AKもそろそろ飽きてきたし、そろそろ別のメーカーを試してもいいかもしれない。昨年色々試聴した中では、SHANLINGのM7と、FIIOのM15sあたりが良さそうだった。10万円台としては良い音質と操作感。中古だと10万円くらいですね。

イヤホン

 イヤホンは、OriolusのForsteniを使ってる。大体5万円くらいだったかな。今はMK2という後継モデルも出てるらしい。

 とにかく分解能が高い。画像も高画質だと細部まで綺麗になるのと同様に、音も分解能が高いと細部まで鳴らしてくれる。変な味付けもされておらず(SONYとかFinal Auditoとかは味付けが好きではない)、いわゆる原音忠実。現行モデルとしては、少し高くなるけどSzalayiが近いのかな? 15万くらいするけど。

 イヤーピースは、 評判のいいコンプライを1回試したことあるけど、音質がひどかったのですぐにやめた。フィット感や密閉感は確かに良いけど、音を全部吸収してるじゃないかっていうレベルで音質がひどくなった。ということで、JVCのスパイラルドット++を使ってる。「音質がすごく良くなった!」というわけでもないけど、取り敢えずフィット感は良いのでまあいいかな。

 重要なのはむしろリケーブルかな。Luminoxのものを使ってるけど、割と良い感じ。バランス接続できるのもあって、音質は良くなる。

ヘッドホン

 ヘッドホンは、audio-technicaのATH-MSR7が気に入っていたので、その後継モデルであるATH-MSR7bを今は使ってる。とにかくこのモデルも分解能が優れている。バランス接続も対応してるし。

 ただ、バンド部分が劣化してボロボロになりやすいのが難点。

 そろそろ後継モデルが出たらいいなと思っているのだけど。もう6年くらい経ってるしね。

無線を使わない理由

 一応理論上は、LDACとかaptX Adaptiveなどのコーデックにより、転送できる情報量が多くなり、音質上の不利はだいぶなくなったといわれてる。

 けど、聞いていてなんかイマイチだなって感じるんだよな。有線のが音質が良いと思ってしまう。新モデルでBluetooth対応のものがあれば、試してみたいけどね。

 

再び旅に

 再び旅に出ようと思ってる。日帰りか、1泊程度の軽い旅。

 ぷらっとこだまというものを使ってみようと思う。

 たとえば、東京→静岡だと、

 ・定価:¥6,470

 ・EX予約:¥6,160

 ・EX予約自由席:¥5,740

 ・EX早特1自由席:¥5,490

 ・ぷらっとこだま:¥5,400

 となる。

 

 冷静に考えてそこまでお得なわけではないのだけど、まあちょっと使ってみようかなと思った次第。

 ぷらっとこだまは前日までに購入しなければいけない。指定の便に乗らねばならず、指定席。EX早特1はひかりにも乗れるし、自由席だけどそのぶんどの便にも乗れるから、EX早特1の方がお得な気はする。

 

 それはさておき、旅先ではちょっと山道を登ろうと思っている。といっても登山という意味ではない。車で登る。

 さすがに山を登るから、軽自動車ではなくコンパクトカーにしようかなーと思った。

 軽自動車でも昔と違って坂道を普通に登ることはできるだろうけど、どうしてもエンジンを回す必要があるので、エンジン音がうるさくなる。軽自動車も昔に比べれば進化はしてるけど、どうやっても排気量は勝てないので(軽は660cc以下、コンパクトカーは1,300cc前後)、山道を登るならやはりコンパクトカーのがいいかな。逆にそれ以上だと、車幅とかの問題で面倒くさそうだから、コンパクトカーが落とし所としては良さそうだ。

 

 ちなみに、先日の旅では、車に乗った日はコンタクトレンズにした。やはりコンタクトの方が車を運転するときは便利だな、と感じた。

 

カメラ

 ↑でカメラについて書いたけど、一時期カメラも少しやっていた。といっても、そんなに資金的余裕があったわけではないので、エントリーモデルの一眼レフだ。

 最初はミラーレスを使っていた(OLYMPUSのPENシリーズ)ものの、やはりレンズの選択肢が少なかったり、センサーサイズが小さいので画質に限界がある。ということで、Kiss X7を使い、その後にX9iに乗り換えた。

 ただ、段々使わなくなっていった。今どきスマホでもかなりのクォリティの写真が撮れるのと、一眼がいかにコンパクト化してるといってもやはりそれなりのサイズにはなる。パンケーキレンズも持ってるから、パンケーキレンズに特化してしまえば、サイズは抑えられるかもしれないけど。

 次回の旅は景色を眺めることも兼ねているので、一眼を持って行くつもりではあるけど。かさばるねえ。

 ちなみに、ミラーレスにせよ一眼にせよ、一番光るのは実は宴会のときの写真だと思ってる(あとは夜景とか)。飲み会の会場は、暗いことが多いので、そのまま撮ると綺麗に撮れない。かといって、フラッシュを炊くと白飛びしてしまう。

 一眼にディフューザー付きのストロボを使えば、良い感じで撮れるのだ。歓送迎会シーズンでは重宝するかもしれない。

2024-03-14

一人旅

 先日、少し一人旅に行っていた。そのときの記録を綴ってみる。

 

1日目:神戸~姫路

 初日、まず神戸に飛ぶ。新幹線で行っても良かったのだけど、飛行機にて。

 トータルの所要時間は、おそらくほぼ同様。ただ、個人的に東海道新幹線は余り好きではないのだ。乗り心地が悪い。線形が悪いからか、カーブが多く、ジェットコースターに乗っている気分になる。

 なので、飛行機で赴いた。

 

 神戸では、PATISSERIE TOOTH TOOTH→欧風料理 もんに行く。とんかつ定食を食べたけど、美味だった。

 その後は姫路に赴き、姫路城の近くに行って見た後に、じごろ小廣という店に。駅前にあり、割と遅い時間までやっていて、地酒やおでん、穴子などを食べる。姫路はおでんと穴子が名物らしい。姫路のおでんは生姜出汁とのこと。穴子を焼いたのや揚げたの、それにひねぽんなどを食べる。ここも美味だった。



2日目:小豆島

 駅前のカフェサンタマリア和みにて、アーモンドトーストを食べる。これがモーニング。今まで食べたことない味でしたが、良かったですね。

 そして、新幹線で岡山に赴き、岡山からマリンライナーで高松まで行く。姫路→岡山は、ひかりだと25分くらいだけど、鈍行だと1時間半もかかる。快速とかもないからね。値段は、鈍行だと1,520円、新幹線(ひかり自由席)だと3,280円。18切符とかだと鈍行しか選択肢はないけど、普通に乗るなら新幹線一択ですね。

 余り詳しくない人は、岡山から新岡山港に行き、そこからフェリーで小豆島に行ってしまう。もちろん、このルートでも小豆島に行けるのだが、正直行って余りお薦めできないルート。それよりも、岡山から高松まで赴いて、高松港からフェリーに乗る方が良い。

 理由は、

 ①新岡山港⇔土庄港は本数が少ないので、行動の幅が狭まる

 ②所要時間も費用も実は大差ない

 の2点。

 岡山駅から新岡山港は、バスで40~50分(500円)。新岡山港から土庄港は70分(1,200円)。かもめバスきっぷっていうのを使えば、1,700円→1,500円にはなる。

 岡山駅から高松駅は、快速マリンライナーで50分(1,660円)。高松港から土庄港は、60分(700円)/35分(1,190円)。35分というのは高速艇に乗る場合。

 単純に比較すると、所要時間はほぼ互角(高速艇に乗るなら高松経由の方が早い)、費用は高松経由の方がやや高い。

 ただ、新岡山港の乗り継ぎが余り良くなくて、行きの場合は30分ほど待つハメになる。これに対し、高松駅から高松港は歩いて5~10分程度と近いので、高松港の乗り継ぎもそもそも割と良いし、待つにしても時間を潰せる場所はたくさんある。

 ということを諸々考えると、予算を極力抑えたいというのでない限りは、高松経由の方がお薦め。

 

 私の場合、マリンライナーでは運良く窓際の席に座ることができ、そこから終点まで乗った。四国の地に踏み入れるのは初めてだったけど、のどかな景色が良かった。

 ただ、数分遅延したため、高松での乗り継ぎがギリギリになってしまい、高松駅を降りてから猛ダッシュ高松港に向かうことになる。なんとか間に合い、高速艇に乗り込むことはできた。高速艇は本当に早く快適だった。



 小豆島に着いてからは、ひとまずレンタカーを確保。レンタカーで土渕海峡に赴く。世界で最も狭い海峡ということで、ギネスにも認定されている。前にも着たことがあるのだが、せっかくなのでもう1回行ってみた。塗装工事をしていたようで、眺めが悪かったのは残念。

 役場に行って横断証明書を貰ったのだが、「こんな場所だったっけ?」「ってかむっちゃ綺麗だな」と思ったら、どうやら移転してリニューアルしたようだ。旧役場の駐車場と思しき場所に停めてしまったけど、まあ役場に用があって駐車したので大丈夫でしょう。

 その後は、オリーブ園に赴く。大体15分くらい運転したことになる、距離にして10kmほど。小豆島って意外と広いから、レンタカーがお薦め。レンタサイクルもあるけど、サイクリングを楽しむならともかく、かなり広いので移動手段としては余りお薦めできない。バスも本数が少ない。なので、レンタカーが最適解。道幅が狭いところが多いので、軽自動車推奨だけど(レンタカーもほとんどが軽自動車のはず)、ただ坂道だとやっぱエンジン音がうるさい。

 さて、オリーブ園に赴いたのは、オリーブ色のポストを撮るのが目的。オリーブ園は前にも行ったことあるけど、こんなのあったっけ? と思ったら、2016年に設置されたらしい。

 オリーブそのでは、オリーヴ牛のひしお丼を食べる。美味しいことは美味しいのだけど、ボリュームが少ない。ということで、近くの建物で、オリーブ素麺も食べる。

 オリーブ園のあたりを適当にぶらついた後は、醤油の郷へと赴く。以前はマルキン醤油に行ったことがあるので、今回は別のところに行こうと考えた(今回もマルキン醤油でしょうゆソフトは食べた)。ヤマロク醤油に行きたかったのだけど、カーナビで設定すると変なところに行かされ、付近を20分ほどさまようハメになった。埒が明かないので、Google Mapでナビしたら、ようやく到着。道がめっちゃ細いので、軽自動車とかコンパクトカーでないと相当キツい気がする。

 ヤマロク醤油では、大学生のアルバイトに解説して貰いながら、見学させて貰った。対応も説明も丁寧だった。醤油の試飲もできる。帰りの荷物を増やせないので、醤油を買うことはできなかったけど、良い味だった。未だに木樽で作っており、木樽の作り手がいなくなったので、自分で木樽の作り方を修得したらしい。恐るべし。

 

 そんなこんなでだいぶ時間も経ったので、土庄港に戻って車を返却する。

 宿はオーキドホテル。土庄港に近いのと、余り高くないのが良い。

 ただ、素泊まりなので、晩ご飯をどうにかしなければいけないのと、温泉が改修作業中らしいので使えない。別に温泉に拘りはないので、部屋備え付けのお風呂でもいいのだけど、とにかく晩ご飯は食べなければならない。

 小豆島の欠点は、飲食店が少ないこと。というより、あっちこっちに分散している。あと、「地元の食材を作った料理」みたいなものが少ない。ここで釣れた魚は、高松の方に行ってしまうらしいので、実は地産地消になっていない。これで大幅に魅力が減殺されている気がするので、この辺がもうちょっとどうにかした方が良い気がするんだよな。

 取り敢えず、エンジェルロード付近の飲食店で、評判が良さそうなところに電話するも、空いてないといわれ断られる。3軒目でようやくOKを貰えたが、「うちなんもないで!それでもええんか!」というわけのわからない返事。こんなこと言ってくる飲食店は初めてだ。

 取り敢えず、海盧の温泉を使えるのと、オーキドホテル→海盧の送迎バスがあるので、バスで海盧の温泉を使う。建物はだいぶ古い感じだな、エントランスはリニューアルして綺麗にしたようだけれども。学生時代、合宿とかで使ったような宿。ただ、高台にあるから、展望はすごく良い。

 温泉に浸かり、そして「とんぼり」という件の店に赴く。

 食べログだと「日本料理」って冠してあるけど、絶対に違う。おばちゃんが、アジフライやらタコの唐揚げおでん、明太子の天ぷらやら、、適当に料理して出してくれる居酒屋だ。もう超いい加減。「焼酎お湯割りね。でも私は酒飲まんから分からんから、勝手に作って」とか言って、お湯だけ入れたのを渡され、焼酎の瓶を渡される。おばちゃんもフランクな人柄で、なんとなくみんな馴染んでしまう。入ったときには、女性客2人(たぶん親子)と男性客1人がいて、後から老夫婦が2人来る。その頃はまだ特に打ち解けた雰囲気はなかったけど、女性客2人が帰って暫くしてから、なんか気づいたらみんな打ち解けてる。21時頃に、さらに若い男性がもう1人着て、みんなで打ち解けながら飲んでいた。老夫婦(といっても70くらいだと思うけど)は広島から来られたようで、30くらいの男性はオーストラリアで働いていて、3週間休暇をとって帰国したらしい。20代の若い人はSEなのかな、病院のシステムのメンテナンスで10日ほどこっちに着てるとのことだった。色んな話をして盛り上がった。

 帰りはおばちゃんの車に乗せて貰ったのだけど、先に降りた若者から「またどこかで会うでしょう。うちら旅人ですからね。」と言われた。そのときは余りなんとも思わなかったけど、少し時間が経つと、良い言葉だなと思うようになってきた。旅人か。

 帰宅してからは、やることもないのですぐに寝る。

 

3日目:高知

 最終日は、高知に行くことにした。

 実は今まで四国に行ったことがなかった。行政圏としては小豆島も四国だけど、本格的に四国に行ったことはなかったのだ。

 どこに行こうかなと考えたけど、やっぱ高知かなと思った。色々食べ物もあるだろうし。

 高松から高知は、高速バスか鉄道(特急)だ。高速バスの方が安いし少し早いのだけど、バスは酔いやすいので特急で行くことにした。一応指定席にする。

 乗車時間は約2時間。土庄港起点だと約3時間(乗り継ぎは20分ほど)。途中は吉野川沿いを走るので、結構景色は良いですね。ただカーブは多いので、少し揺れる。

 高知駅に着いたのだけど、高知駅ではSuicaを使えないことを知る。高松駅では使えるのだけどね…。なので、交通費を現金で支払い、入場処理を取り消して貰うための書類を貰う。

 高知での滞在可能時間は約3時間と短い。あれこれシミュレーションしたけど、ひろめ市場で一生飲み食いすることにした。教養がない人間だから、城とか見ても感慨が沸かないし(姫路城を見たのも時間が余って暇だったというだけの理由)。

 ひろめ市場はあんまりよく分かってなかったのだけど、要するにフードコートだ。昭和の雰囲気が漂う。

 そこでは、鰹のたたき(藁焼き)を食べたけど、他にもハランボっていうのがあったので注文してみた。希少部位とか書いてあったけど、要するにトロらしい。そんなに脂っこくないし、なんならたたきよりこっちのが美味しいと思った。前の人が注文してたので、便乗して注文してみたんだけど、正解だった。

 他には何を食べようかなと思ったけど、ウツボが食べられるという。ウツボは、見た目は醜悪だけど、味は繊細で美味らしい。取り敢えずウツボの唐揚げを食べる。うーん、悪くはないけど、感動するほどの味ではない。ということで、刺し身を食べる。こっちのがいいかな。

 あとは、クジラも食べられるらしいから、刃たたきを食べて、クジラカツも食べる。

 大体このくらい食べたところで満腹になった。ちなみに、ここでたくさん食べる予定だったので、この日は朝食抜き。

 高知の美味しいものを食べたいときは、取り敢えずここに行けば良いのではないですかね。

 

 多少時間が余ったので、駅に戻りがてらはりまや橋を見に行く。名前だけは聞いたことがある。

 はりまや橋を取り敢えず見て、そしてそのまま駅に戻る。

 適当に時間を潰して、バスに乗って高知龍馬空港へ。バスで大体30分くらい。空港では死ぬほど喉が渇いたので、ポンカンとオレンジのハイブリッドみたいなジュースを買って飲む。これは美味だった。あと、四万十の水みたいな飲み物を、帰路で飲む用に買う。割と柔らかい水だったかな。

 事前にオンライン・チェックインは済ませてたので、保安検査を済ませて搭乗手続。

 帰りはジェットスターにした。割と直前に手配したので、JALANAだとどうしても3万円と高額になる。ジェットスターだと1万円程度。ジェットスターだと、出発時刻が15時とかなので、高知での滞在時間が短くなってしまうのだけど、JALやらANAでも最終便は19時とかだから、まあ五十歩百歩だなと(夜の街を楽しめない点では同じ)。

 ということで、ジェットスターで帰ることにした。乗り心地は、正直言って悪い。「ひどい」というレベルではないけど、「1時間だからまあ耐えられる」って感じ。やっぱJALとかANAのがずっと良い。窓際の席を指定した(有料)のは正解だったな。

 ちなみに持ち込み荷物も、7kgと結構厳しい。「7kgとか余裕だろ」と思ったら、お土産を何も買ってない、必要最低限しか入ってない自分のバッグでさえ5kgだった。あぶねー。

 ジェットスター羽田空港ではなく成田空港着。まあどっちの空港でも自分の家までの所要時間は大差ないので、どっちでもいいんだけど、「成田空港ってこんなところだったっけ?」と降り立って違和感。どうやら、第3ターミナルというところらしい。割と最近できたようだ。前に成田空港に着たのは20年前だからな。

 どうやら第3ターミナルからは鉄道に乗れないらしいので、バスに乗って第2ターミナルへ。そして、そこから京成電鉄アクセス特急に乗る。

 最前列に並んでたので、ギリギリ運良く席に座ることができた。しかし、アクセス特急は早いね。そんなこんなで、無事に帰宅して今回の旅路は終了。

反省点

 全体としては普通に楽しかったし満足しているのだけど、ただ反省点というか教訓もある。

 それは、四国を楽しむには、3日くらいは必要だということ。どこに行くにしてもね。深夜の瓶で帰るとかはできないので、帰りの日はどうやっても昼とか夕方に発つハメになる。なので、初日・2日目あたりで四国に滞在して満喫する必要がある。

 四万十の方は結構おもしろそうだったな。四万十川には興味がなかったから、普通にスルーしてしまっていたのだけど。

 雲の上ホテルとか、星ふるヴィレッジとか、景観も良さそうだしな(宿代も高そうだけど)。仁淀ブルーも本当は今回行ってみたかったところではある。可処分時間との関係で、諦めざるをえなかったけど。この辺は次回に向けての課題。

2024-03-08

ビタミンB

 口内炎ができた。そんなに変な食生活はしていないと思うけど、睡眠不足なのと、ビタミンB不足なのかもしれない。

 栄養に関する正確な知識を持っていなかったのだが、「ビタミンB群」というものがあって、B1, B2, B6, B12, ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチンの8種類があるらしい。

 この内、口内炎に関係するのはB2. ただ、B1やB6は疲労回復に効果があるらしいので、ここ数年疲れやすい僕は、B1とB6も足りていないのかもしれない。

 B2はレバー、納豆、卵に含まれていて、B1やB6は豚肉、レバー、鮭などが良いらしい。B1はロースハムにも含まれているらしいから、ハムというのはありかも。B6は、最近皮付きピスタチオを食べているから大丈夫かな。

 レバーってどうすればいいかなー。レバースモークとか市販されてたらいいのだけど。

 

訃報

 鳥山明が逝去されたらしく、巷では騒がれている。ただ、これも自分がへそ曲がりなだけかもしれないが、著名人が亡くなっても余りなんとも思わない。みんな口を揃えて「ご冥福をお祈りします」というが、心の底から冥福を祈っているのだろうか。などと穿ってみてしまう。私は、そんなに軽々しくそういったことばを使えないので、著名人が亡くなっても冥福を祈ろうとは思わない。残念だとは思うけど、それまでだ。

 先日は、小澤征爾が逝去して、「1回だけ指揮を見てみたかったな」と思ったけど、それでも冥福を祈るとまではならなかった。

 私はやはり、自分の人生に直接大きく関わった人にしか、冥福を祈ろうとは思わない人間のようだ。

 少し前、私の母校の担任の教師の訃報に接した。さすがにこれは冥福を祈る気持ちになった。正直いって、多くのことを教わったとか、自分の人生に大きな影響をもたらした、というわけではない。ただ、それでも色々な思い出がある。その担任は、僕のことをきちんと見ていてくれた。そのことも覚えている。彼が卒業パーティのときに、我々に語ったことばも覚えている。だから、自ずと冥福を祈ろうという気持ちが沸いてきた。卒業してから、結局会えずじまいだったのは残念だった。

 

不適切にもほどがある

 最近、このドラマが流行っているらしい。ヤフコメを見ると、おじさんおばさんの世代にヒットしているようだ。私もおじさんの域に達しているので見てみたのだけど、正直いっておもしろいと思わなかった。

 昭和のネタがどうのというより、無理やり昭和のネタを詰め込んでいる感じで、すごく不自然に感じてしまった。もっとナチュラルに盛り込んでいたらおもしろいと感じたかもしれない。しかし、過剰装飾というか、とにかく詰め込めるだけ詰め込もうみたいな感じで、昭和のネタを盛り込んでいるので、興ざめしてしまった。私は一般的なおじさんにはなれないのかもしれない。

 ヤフコメを見ていると、「多様性というなら、我々の存在も認めろ」「すぐ傷ついたとかいうけど、自分たちが傷ついた場合も同様に扱え」みたいな、まさに厚顔無恥としかいいようがないおじさんが多いと感じる。ってか、言ってて恥ずかしくないのか。

 単純に、価値観をアップデートできずについていけていないだけだと思う。

 「昔はモラルも人情もあって良かった」みたいにいうけれども、学園紛争、暴力団抗争、ヤンキー、援助交際等々をみて、どこがどうモラルがあるのだろうか。今の方がよっぽどモラルがあると思う。単純に、都合の悪い事実から目を瞑って、過去の良いところだけを見て美化しているだけだろう。人情もあったかもしれないけど、その価値観に乗れない人は無視されたり弾圧されたのだろう。性的少数者しかり。要するに、自分の尺度でしかものを考えず、自分の周りの事象のみを見ているから、そうなるんだろうな、と思う。自分の視界に写らないものは分からない。

 今は、これまで視界に写らなかったものが、部分的かもしれないけど、ようやく光を当てられてきたのだろう。要するに想像力の問題なんだと思う。

 常に「これで本当にいいのか」「間違ってるんじゃないか」と考え続けることが大事だと思う。それを少しでも怠ったら「昔は良かった」「最近は疲れる」みたいなことを言う老害になってしまう。