2024-03-08

ビタミンB

 口内炎ができた。そんなに変な食生活はしていないと思うけど、睡眠不足なのと、ビタミンB不足なのかもしれない。

 栄養に関する正確な知識を持っていなかったのだが、「ビタミンB群」というものがあって、B1, B2, B6, B12, ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチンの8種類があるらしい。

 この内、口内炎に関係するのはB2. ただ、B1やB6は疲労回復に効果があるらしいので、ここ数年疲れやすい僕は、B1とB6も足りていないのかもしれない。

 B2はレバー、納豆、卵に含まれていて、B1やB6は豚肉、レバー、鮭などが良いらしい。B1はロースハムにも含まれているらしいから、ハムというのはありかも。B6は、最近皮付きピスタチオを食べているから大丈夫かな。

 レバーってどうすればいいかなー。レバースモークとか市販されてたらいいのだけど。

 

訃報

 鳥山明が逝去されたらしく、巷では騒がれている。ただ、これも自分がへそ曲がりなだけかもしれないが、著名人が亡くなっても余りなんとも思わない。みんな口を揃えて「ご冥福をお祈りします」というが、心の底から冥福を祈っているのだろうか。などと穿ってみてしまう。私は、そんなに軽々しくそういったことばを使えないので、著名人が亡くなっても冥福を祈ろうとは思わない。残念だとは思うけど、それまでだ。

 先日は、小澤征爾が逝去して、「1回だけ指揮を見てみたかったな」と思ったけど、それでも冥福を祈るとまではならなかった。

 私はやはり、自分の人生に直接大きく関わった人にしか、冥福を祈ろうとは思わない人間のようだ。

 少し前、私の母校の担任の教師の訃報に接した。さすがにこれは冥福を祈る気持ちになった。正直いって、多くのことを教わったとか、自分の人生に大きな影響をもたらした、というわけではない。ただ、それでも色々な思い出がある。その担任は、僕のことをきちんと見ていてくれた。そのことも覚えている。彼が卒業パーティのときに、我々に語ったことばも覚えている。だから、自ずと冥福を祈ろうという気持ちが沸いてきた。卒業してから、結局会えずじまいだったのは残念だった。

 

不適切にもほどがある

 最近、このドラマが流行っているらしい。ヤフコメを見ると、おじさんおばさんの世代にヒットしているようだ。私もおじさんの域に達しているので見てみたのだけど、正直いっておもしろいと思わなかった。

 昭和のネタがどうのというより、無理やり昭和のネタを詰め込んでいる感じで、すごく不自然に感じてしまった。もっとナチュラルに盛り込んでいたらおもしろいと感じたかもしれない。しかし、過剰装飾というか、とにかく詰め込めるだけ詰め込もうみたいな感じで、昭和のネタを盛り込んでいるので、興ざめしてしまった。私は一般的なおじさんにはなれないのかもしれない。

 ヤフコメを見ていると、「多様性というなら、我々の存在も認めろ」「すぐ傷ついたとかいうけど、自分たちが傷ついた場合も同様に扱え」みたいな、まさに厚顔無恥としかいいようがないおじさんが多いと感じる。ってか、言ってて恥ずかしくないのか。

 単純に、価値観をアップデートできずについていけていないだけだと思う。

 「昔はモラルも人情もあって良かった」みたいにいうけれども、学園紛争、暴力団抗争、ヤンキー、援助交際等々をみて、どこがどうモラルがあるのだろうか。今の方がよっぽどモラルがあると思う。単純に、都合の悪い事実から目を瞑って、過去の良いところだけを見て美化しているだけだろう。人情もあったかもしれないけど、その価値観に乗れない人は無視されたり弾圧されたのだろう。性的少数者しかり。要するに、自分の尺度でしかものを考えず、自分の周りの事象のみを見ているから、そうなるんだろうな、と思う。自分の視界に写らないものは分からない。

 今は、これまで視界に写らなかったものが、部分的かもしれないけど、ようやく光を当てられてきたのだろう。要するに想像力の問題なんだと思う。

 常に「これで本当にいいのか」「間違ってるんじゃないか」と考え続けることが大事だと思う。それを少しでも怠ったら「昔は良かった」「最近は疲れる」みたいなことを言う老害になってしまう。